あくてぃばぶろぐ

最初の目標はあっさり捨てました。楽しんでもらえたら幸いです。

コーヒータイムを家で楽しむ~プロから聞いたコーヒーの淹れ方

​​

1.コーヒーをおいしく淹れる

この景気、給料も上がらず、ちょっとした贅沢は家で。という方も多いでしょう。 ワタクシももちろん、できる限り家で楽しみたい派。 近所の珈琲屋さんで珈琲一杯、いくらします? 試みに近所の喫茶店のブレンドコーヒーがいくらするか調べて見ましたが、450円~600円はざらにします。

 

今回は小川珈琲の「小川プレミアムブレンド(豆)」です。近所のスーパーで600円前後で売られていました。これで1回3杯分くらいで7~8回くらいは飲めますから、

 

3×8=24杯

600÷24=25円

 

ざっと一杯25円でコーヒーが飲める計算です。

 

ちょっと計算してみます? 仮に、安いコーヒー屋さんで400円のコーヒーを一杯飲んだとしましょう。1杯飲むごとに、25円との差額は375円です。24回分、この差額が続くとすると、

 

375×24=9000円

 

9000円浮きます!!

その9000円で、コーヒーをおいしく淹れるための道具を買いそろえることもできますし、より新鮮でおいしい豆を買ってくることだってできます。

 

珈琲は、豆で売っているものの方が絶対にいいです。 いい豆をひいたやつを淹れるのと、そこそこの豆を自分で淹れる直前にひいて飲むのとでは、直前に豆をひいた方がおいしく飲めます。 時間のある休日などはこの方法で楽しみましょう。

2. 道具を揃えましょう!

次に重要なのは道具です。道具は最低、次のものが必要です。

  • 珈琲ドリッパー
  • 珈琲サーバー
  • ミル
  • ドリップケトル
  • フィルター

2.1 ドリッパー

ドリッパーとは、コーヒー豆を受けてそこにお湯を注いで下にコーヒーを落とすためのものです。

 

ドリッパーは、プラスチックのもの、陶器、そして金属製のものがあります。個人的には陶器のものを使用していますが、金属製のものも、保温性に優れていてよさそうです。

 

2.2 サーバー

 サーバーは、ドリッパーの下において、コーヒーを受け止めるガラスの容器です。

私が使っているのは、カリタのものです。基本的なものはガラス製のこの形。電子レンジにかけられるもの、直火にかけられるもの、皆さんの用途に合わせて選びましょう。

2.3 ミル ミルは電動のものと手で引くものがあります。ここは、なんとなくですが、手でひいてみませんか?? 最初から最後まで自分の力で淹れたコーヒー・・・なんか休日や休憩のひとときを、より特別なものにしてくれそうじゃないですか? 我が家にあるものは、両親からもらった年代物で、​KONO式​というミルなのですが、残念ながらいまは製造していないようです。ちょっとステキです。下の写真を参照ください。

ミルは、豆の細かさを調整できます。簡単に言うと、

  • 粗くひけば、あっさりした味に
  • 細かくひけば、濃くどっしりした味に

なると思っていただければと思います。もちろん、豆の煎り方、使用している豆など、様々な条件によって味は変わりますので、いろいろと研究してみてください。​こちら​で詳しく紹介されています。 2.4 ドリップケトル さて、ドリップケトル。実はつい最近まで私はティファールでお湯を沸かしてそこからそのまま淹れていました。マンションを買ったときに、ある人からケトルをプレゼントされて使ってみると、まあ、全く! ​まったく味が変わります​!! なぜかというと、お湯を細く、狙った位置にピンポイントに、しかも一定の速度で落とすことができるからで、これがコーヒーをおいしく淹れるために必要なのです。自分の「技」で、そのお湯の流れを作ることができればティファールでも問題ないと思いますが、ケトルがあるとやりやすいので、ぜひ一家に一台。 これ、いいですね。使わないときはインテリアとなりそう。

ケトルにお湯を移すことによって、お湯の温度が少し下がって、コーヒーを淹れるのに適した温度になります。ケトルがない場合は、お湯が沸騰してからしばらく時間をおいてお湯を注ぐことをおすすめします。 2.5 フィルター フィルターは、漂白してるものとしてないものがあります。これはスーパーでお好きなものを・・・とか言ったら、これにもこだわらないといけないのかもしれませんが。

3.では、いざ!

用意したものです。コーヒー、ドリッパー、ミル、サーバー。 うちは大変シンプルなものを用意。

 

rblog-20171009165424-00.jpg

 

豆をひきます。このミルは、ぐりぐり回すところのつけねを調整すると、豆の粗さを変えることができます。

 

rblog-20171009165424-01.jpg

 

とりあえず、スタンダードな感じでひいてみました。 ここで!! ​豆の中の空気が入りすぎないように、少しトントンして豆が平たくなるようにしてください。

 

rblog-20171009165424-02.jpg

 

次に、ケトルにお湯を入れます。うちはガスで沸騰させています。たんに、ガス代の方が電気代より安いからです(都市ガスならば。プロパンでは絶対に電気代の方が安くなります)。 ケトルにお湯を移すときに、ほんの少し温度が下がります。 この少し低くなる温度がコーヒーにはちょうどよし。

 

rblog-20171009165424-03.jpg

 

そうして、蒸らします。豆の真ん中めがけて、結構勢いよく、豆全体にお湯が行き渡るくらいの量のお湯を注いで、そのまま2~3分待ちます。下にコーヒーがおちますが、気にせず。

 

rblog-20171009165424-04.jpg

 

2~3分たちました。お湯を注ぎます。ケトルを使って、細く、均等にお湯を注ぎましょう。 このときに注意したいのは、上の泡(灰汁です)が、下におちないように気をつけること。 こんもりと山のようにコーヒーが盛り上がりますから、それを崩さないように注意しながらやってみてください。 そして!! お湯を最後まで落とさないでください。これ、いろいろなやり方があるみたいなのですが、私が習ったのはこの方法。灰汁が落ちきってしまうと渋くなるそうです。 (とか言いながら、先日、喫茶店ではきっちり落としきったはったな・・・)

 

rblog-20171009165424-05.jpg

 

カップを温めましょう。カップを温めるのと温めないのとでは味が違う! と、台湾でお茶を熱く語るおじいちゃんに言われたことがあります。コーヒーも同じ。

rblog-20171009165424-06.jpg​​

 

できあがり。 いかがだったでしょうか? 道具にこだわり、淹れ方にこだわることで、みなさんの休日が少し豊かになるように思います。 ぜひお試しあれ!